Perth Report

9月8日から、クラブ初となるパース遠征がスタートしました!
帯同している広報スタッフが、できる限りリアルタイムで現地の様子をお届けしていきます。
DAY 1/2025.9.8
初日は朝8時に成田空港に集合。
早朝ということもあり、みんな少し眠そうでしたが、遠征ならではのワクワク感も漂っていました。

成田からパースまでは約10時間のフライト。
機内ではスタッフ陣がPCを広げ、スカウティングや資料整理に集中。パースでの戦い、そして開幕に向けた入念な準備に時間を惜しみません。
ゾランACは機内でも日本語を勉強!本当に努力家です。
選手たちは映画を観たり、本を読んだり、それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。なかには「ミニオン」を観ていた選手も…!
ちなみに機内にはBリーグのコンテンツもあり、私もそれを観ながら新シーズンへの期待を高めました。
現地時間19時半、無事にパースへ到着。
日本との時差はマイナス1時間。季節は真逆の冬で、到着時の気温は10度を下回っていました。真夏の日本から来ると、夜はひんやりと感じます。

空港からバスでホテルへ移動し、今日はそのまま就寝。
長旅でさすがにみんなお疲れモードですが、時差がほとんどないのは助かりますね。しっかり休んで、明日からはいよいよ試合に向けた練習がスタートします!
DAY 2/2025.9.9
Perth Report DAY 2
2025.9.9
パース2日目の朝の気温は約15度。少しひんやりとした空気の中、空は驚くほど真っ青で、爽やかな一日のスタートとなりました。海が近い街ならではの澄んだ空気に、気持ちも自然とリフレッシュ。

午前9時、チームはホテルを出発。
一番乗りはハーパー選手!

続いて大森選手の姿も。大森選手はほんの1か月前までパースに滞在していたこともあり、「帰ってきた感じです」と少し嬉しそうに話していました。

疲れはまだ残っているものの、朝の空気に負けない爽やかな笑顔で一日がスタートしました。


午前中はウェイト施設でトレーニング。
長旅の疲れや真逆の季節で体が温まりにくいこともあり、入念に体のチェックを行いながら汗を流しました。この施設はラグビーチームも使用しているそうで、ラガーマンたちと同じ空間でのトレーニングとなりました。

午前9時、チームはホテルを出発。
一番乗りはハーパー選手!
続いて大森選手の姿も。大森選手はほんの1か月前までパースに滞在していたこともあり、「帰ってきた感じです」と少し嬉しそうに話していました。
疲れはまだ残っているものの、朝の空気に負けない爽やかな笑顔で一日がスタートしました。
午前中はウェイト施設でトレーニング。
長旅の疲れや真逆の季節で体が温まりにくいこともあり、入念に体のチェックを行いながら汗を流しました。この施設はラグビーチームも使用しているそうで、ラガーマンたちと同じ空間でのトレーニングとなりました。
練習のあとには、施設に流れていたBGM「島人ぬ宝」を、なんとある選手が熱唱する場面も!
(この模様はまた別の機会にレポートしますので、お楽しみに!)
午後はパース・ワイルドキャッツのトレーニング施設へ移動。
なんとコートが8面もある素晴らしい環境です。
初のオーストラリアでのハドルも気合十分!
寒さに負けないようしっかりアップをして、気持ちのこもった濃い2時間の練習となりました。
最後のハドルではホーキンソン選手がカメラに向かって手を挙げ、サンロッカーズファミリーへもメッセージを送ってくれました!
練習後は夕食前に「キングスパーク」へ。
美しいパースの街と海を背に、選手・スタッフ全員で記念撮影。
夜はさらに冷え込みましたが、オーストラリアらしい雄大な景色に心が洗われました。
試合まであと3日。明日からさらにギアを上げていきます!
DAY 3/2025.9.10
Perth Report DAY 3
2025.9.10
パース3日目の朝は気温17度。今日もさわやかで気持ちのいいスタートとなりました。
宿泊しているホテルの周辺にはカジノやミュージカル劇場が並び、朝からにぎやかな雰囲気に包まれています。

午前中は昨日と同じ施設でウエイトトレーニングを実施。体調を確認しながら、しっかりと汗を流しました。
午後はいよいよ、プレシーズンゲームの会場となる「ハイパフォーマンスセンター」で初練習!
ここはかつてパース・ワイルドキャッツがホームアリーナとして使用していた場所で、収容人数は約4,000人。館内にはプールや体操施設も併設され、地元の子どもたちが習い事のように練習している姿も見られました。

日本の体育館とは少し雰囲気が異なり、体育館ではなく小さいアリーナという印象。観客席や照明、音響、ビジョンも整っていて、シンプルながら試合を観戦するには十分な環境です。ちなみに、ワイルドキャッツの新アリーナは市街地にあり、収容人数は約1万人。開閉式の屋根を備え、テニスの国際大会なども開催されるそうです。

試合2日前ということもあり、今日の練習はより実戦的で強度の高いメニューに。

声をかけあって、コミュニケーションをとりながらの練習でした。



その中でちょっとしたハプニングも。練習会場にモップがなく、スタッフが雑巾がけでコートを掃除していたのですが、ここで“発明家”が登場!

小林ヘッドトレーナーがストレッチポールを活用し、“即席モップ”を作成。効率的かつ優雅なクリーニングを披露しました。

それを見た原田トレーナーも挑戦。
スタッフ陣の献身的なサポートや気遣いに支えられています。

今回の遠征であらためて感じるのは、スタッフ陣の働きぶり。
私自身、チームにガッツリ帯同するのは初めてなので、本当にスタッフ陣の仕事ぶりには頭が下がります。
普段はなかなか目にすることのできないスタッフ陣の仕事の部分を、この機会に話を聞いて、改めて紹介していければと思います。

(スタッフMTGの様子)
練習後には短い自由時間があり、スタッフでパース市街へ。整備された美しい街並みには、おしゃれでした。日本食が人気なのか、ファストフード感覚のお寿司屋さんが数多くありました。
魔法学校に通ってそうな学生もちらほら。

ただ驚いたのは、ほとんどのお店が夕方5時半にはクローズしてしまうこと。日本よりもずっと早く、街は夜を迎えていました。

では、また明日。
宿泊しているホテルの周辺にはカジノやミュージカル劇場が並び、朝からにぎやかな雰囲気に包まれています。

午前中は昨日と同じ施設でウエイトトレーニングを実施。体調を確認しながら、しっかりと汗を流しました。
午後はいよいよ、プレシーズンゲームの会場となる「ハイパフォーマンスセンター」で初練習!
ここはかつてパース・ワイルドキャッツがホームアリーナとして使用していた場所で、収容人数は約4,000人。館内にはプールや体操施設も併設され、地元の子どもたちが習い事のように練習している姿も見られました。

日本の体育館とは少し雰囲気が異なり、体育館ではなく小さいアリーナという印象。観客席や照明、音響、ビジョンも整っていて、シンプルながら試合を観戦するには十分な環境です。ちなみに、ワイルドキャッツの新アリーナは市街地にあり、収容人数は約1万人。開閉式の屋根を備え、テニスの国際大会なども開催されるそうです。

試合2日前ということもあり、今日の練習はより実戦的で強度の高いメニューに。

声をかけあって、コミュニケーションをとりながらの練習でした。



その中でちょっとしたハプニングも。練習会場にモップがなく、スタッフが雑巾がけでコートを掃除していたのですが、ここで“発明家”が登場!

小林ヘッドトレーナーがストレッチポールを活用し、“即席モップ”を作成。効率的かつ優雅なクリーニングを披露しました。

それを見た原田トレーナーも挑戦。
スタッフ陣の献身的なサポートや気遣いに支えられています。

今回の遠征であらためて感じるのは、スタッフ陣の働きぶり。
私自身、チームにガッツリ帯同するのは初めてなので、本当にスタッフ陣の仕事ぶりには頭が下がります。
普段はなかなか目にすることのできないスタッフ陣の仕事の部分を、この機会に話を聞いて、改めて紹介していければと思います。

(スタッフMTGの様子)
練習後には短い自由時間があり、スタッフでパース市街へ。整備された美しい街並みには、おしゃれでした。日本食が人気なのか、ファストフード感覚のお寿司屋さんが数多くありました。
魔法学校に通ってそうな学生もちらほら。

ただ驚いたのは、ほとんどのお店が夕方5時半にはクローズしてしまうこと。日本よりもずっと早く、街は夜を迎えていました。

では、また明日。
DAY 4/2025.9.11
Perth Report DAY 4
2025.9.11
パース滞在4日目の朝は気温20度。これまでで一番暖かく感じられ、少しずつ身体も現地の気候に馴染んできました。

試合前日のこの日は、9時45分にホテルを出発。
選手もスタッフもすっかりパースの環境に慣れてきたのか、表情も一段とさわやかです。





10時30分、試合会場の「パース・ハイパフォーマンスセンター」で練習がスタート。
気合いのこもったハドルから始まり、今シーズン初めての試合前日セッションとなりました。

実戦を強く意識したシチュエーションで、これまで積み上げてきたことを反復。
「Nice defence!!」「Good play!」と声が響き、翌日の試合に向けてチームのボルテージは一気に上がっていきます。




コーチ陣も熱心に確認を重ね、選手とのコミュニケーションを深める姿が印象的でした。


最後は笑顔のハドルで練習を締めくくり、しっかりと準備が整った一日となりました。

ちなみにこの日は“モップ問題”にも進展が…!
前回は自作モップが登場しましたが、今回はようやく本物のモップを発見。
ただし2本が繋がった“ハサミ型”というトリッキー仕様で、逆に使いづらそう!?まさにTHE海外!

練習後はホテルに戻り、食事と休養でリフレッシュ。翌日の試合へ気持ちを整えました。

そして夕方6時、在パース日本国総領事公邸にて前日レセプションパーティーが開催されました。
サンロッカーズ渋谷からはカイル・ベイリーHC、#8ジョシュ・ホーキンソン選手、#9ベンドラメ礼生選手、オーストラリアでのプレー経験を持つ#0ディディ・ロウザダ選手、そしてスタッフが参加。

(在パース日本国総領事 狩俣篤志 様と記念撮影)
琉球ゴールデンキングス、サウスイースト・メルボルン・フェニックス、そしてホストのパース・ワイルドキャッツとともに盛大に行われました。壇上ではホーキンソン選手が登壇し、試合への意気込みを力強く語ってくれました。

素晴らしい場所での貴重な機会に、あらためて感謝いたします。

(参加者全員で記念撮影)
そして――いよいよ明日はシーズン初陣!
相手はNBL最多優勝を誇る強豪パース・ワイルドキャッツ。試合はYouTubeで生配信予定です。
ぜひ、画面越しに熱い応援をお願いします!
試合前日のこの日は、9時45分にホテルを出発。
選手もスタッフもすっかりパースの環境に慣れてきたのか、表情も一段とさわやかです。
10時30分、試合会場の「パース・ハイパフォーマンスセンター」で練習がスタート。
気合いのこもったハドルから始まり、今シーズン初めての試合前日セッションとなりました。
実戦を強く意識したシチュエーションで、これまで積み上げてきたことを反復。
「Nice defence!!」「Good play!」と声が響き、翌日の試合に向けてチームのボルテージは一気に上がっていきます。
コーチ陣も熱心に確認を重ね、選手とのコミュニケーションを深める姿が印象的でした。
最後は笑顔のハドルで練習を締めくくり、しっかりと準備が整った一日となりました。
ちなみにこの日は“モップ問題”にも進展が…!
前回は自作モップが登場しましたが、今回はようやく本物のモップを発見。
ただし2本が繋がった“ハサミ型”というトリッキー仕様で、逆に使いづらそう!?まさにTHE海外!
練習後はホテルに戻り、食事と休養でリフレッシュ。翌日の試合へ気持ちを整えました。
そして夕方6時、在パース日本国総領事公邸にて前日レセプションパーティーが開催されました。
サンロッカーズ渋谷からはカイル・ベイリーHC、#8ジョシュ・ホーキンソン選手、#9ベンドラメ礼生選手、オーストラリアでのプレー経験を持つ#0ディディ・ロウザダ選手、そしてスタッフが参加。
(在パース日本国総領事 狩俣篤志 様と記念撮影)
琉球ゴールデンキングス、サウスイースト・メルボルン・フェニックス、そしてホストのパース・ワイルドキャッツとともに盛大に行われました。壇上ではホーキンソン選手が登壇し、試合への意気込みを力強く語ってくれました。
素晴らしい場所での貴重な機会に、あらためて感謝いたします。
(参加者全員で記念撮影)
そして――いよいよ明日はシーズン初陣!
相手はNBL最多優勝を誇る強豪パース・ワイルドキャッツ。試合はYouTubeで生配信予定です。
ぜひ、画面越しに熱い応援をお願いします!
DAY 5/2025.9.12
Perth Report DAY 5
2025.9.12
午前中は本番会場で当日練習を実施。今シーズン初のゲームデーということもあり、会場にはピリッとした緊張感が漂っていました。


(試合前の最後の確認)

練習後にカイル・ベイリーHCと両キャプテンに話を聞くと、「初戦をとても楽しみにしている」と笑顔。ワクワクと緊張が入り混じった表情が印象的でした。

ちなみに、NBLは日本と同じシーズン期間で開催されます。相手のパース・ワイルドキャッツは来週が開幕戦とのことで、チーム状態はかなり仕上がっている様子です。
午後はホテルで休養。ナイトゲームに向けて、選手たちはしっかり体を整えました。
試合2時間前、パース・ハイパフォーマンスセンターに到着。今シーズン初めて観客の前に立つ試合ということで、気持ちも高ぶります。
試合前には日本国歌が流れ、記念品の交換も行われ、まさに国際試合の雰囲気。いよいよ今シーズン最初のゲームが始まりました。


現地の試合の雰囲気はというと、常にBGMが流れていて、日本のような応援チャントやMCの煽りはほとんどなし。ですが、観客は音楽を楽しみながら、ゆったり試合を観るスタイルでした。(プレシーズンだからかもしれませんが!)

(サンディーの友達になれる!?ワイルドキャッツの黒猫)
観客数は公式発表はありませんでしたが、おそらく2,000人弱といったところ。 試合は残念ながら黒星スタート。それでも強豪相手に収穫と課題を確認できた有意義な一戦となりました。詳細は、ゲームレポートをご覧ください!

客席には黄色いウェアで応援してくださる方々や、琉球ゴールデンキングスのファンの方も!温かい声援、本当にありがとうございました。


1日を挟み、次の試合に臨みます!
DAY 6/2025.9.13
Perth Report DAY 6
2025.9.13
これまでずっと快晴だったので、少し新鮮な雰囲気です。土曜日ということもあって、ホテル周辺は朝から人が多め。私たちが宿泊しているホテルは、劇団四季のようなミュージカルが上演される劇場や、カジノ、プールまで併設された大規模施設で、リゾートに来ているような気分にさせてくれます。

今日は試合翌日であり、そして次の試合の前日。
午前の練習では、昨日の試合で出た課題をひとつひとつ確認しながら調整。前夜のナイトゲームの疲労を回復させつつ、次戦に向けた修正に取り組みました。


練習中、キャプテンのベンドラメ選手が「もっとこういう場面では、コートにいる選手だけじゃなく、ボールを持っていない選手やベンチメンバーからも声を出していこう」とチーム全体に呼びかける場面がありました。その一言で、練習の雰囲気がピリッと引き締まったのが印象的でした。言葉の力、キャプテンシーを改めて感じさせられる瞬間でした。


そして!ここで「モップ問題」にさらなる進化が。
DAY3での「ストレッチポール自作モップ」、DAY4での「トリッキーな海外モップ」に続き、この日はなんと最後の練習日にして“丸型モップ”がどこからともなく登場!
モップを手にした原田トレーナーは満面の笑み。


ここまできて「パースモップ物語」も最終章を迎えた感があり、選手・スタッフも思わず笑ってしまう和やかな一幕でした。
最後はハドルで気持ちをひとつにして練習終了。

明日はいよいよ遠征最後の試合。対戦相手は、初戦で琉球ゴールデンキングスを90-75で破ったNBLの強豪・メルボルンフェニックス。フィジカルの強さが際立つチームとの真っ向勝負になります。
午後は選手たちはしっかりリカバリーに専念。
私たちスタッフは、今回のホストである「パース・ワイルドキャッツ」の練習施設とフロントオフィスを見学させていただきました。 初日に練習で使わせていただいた8面コートを有する体育館は、行政が管理する公共施設とのこと。クラブ専用ではないそうですが、優先的に使用できる環境にあり、この日も地元の子どもたちが楽しそうにバスケットボールをしていました。広々とした観客席やウエイト施設も完備されており、素晴らしい空間でした。

さらに、2階にはワイルドキャッツのフロントオフィス。
歴代の写真やユニフォームが飾られていて、クラブの歴史を大切にしていることが伝わってきます。


オフィス内はPRチームやチケットチームなど部署ごとに分かれ、壁には観客動員の目標数字が掲示されていました。

1階には一般の方も利用できるグッズショップ、そして奥には選手のケアルームまで併設。
チームとフロントが同じ建物で活動できる環境に、とても学びの多い時間となりました。

スタッフとしても「クラブ文化をどうつくっていくのか」を考えさせられる貴重な経験。遠征は選手にとっての挑戦であると同時に、スタッフにとっても大きな刺激になっています。
さぁ、いよいよ明日はオーストラリア遠征のラストゲーム。
最高の形で締めくくれるよう、全員でしっかり準備して臨みます。
ゲームレポートをお楽しみに!
DAY 7/2025.9.14
Perth Report DAY 7
2025.9.14
朝からしとしと雨模様でのスタートでした。

ホテルでの朝食のときに「今回の遠征はどうですか?」と選手たちに聞いてみると、みんな口をそろえて「フィジカルの強い相手とやれるのはすごくいい経験」「やっぱり海外で試合できるのは大きい」とポジティブな声が多くありました。試合前の緊張感の中にも、いい意味で楽しむ気持ちが伝わってきました。
もうすっかり慣れたパース・ハイパフォーマンスセンターには、試合2時間前に到着。
この日は現地時間14時ティップオフでしたが、試合1時間前を切っても客席はガラガラで「無観客!?」と心配になるほど静か…。ところが30分前に開門すると、あっという間に観客が流れ込み、会場の雰囲気が一気に変わりました。
やっぱり観客が入ると空気がぐっと引き締まりますね。


オーストラリアのレギュラーシーズンがどう運営されているのかは分かりませんが、プレシーズンはどうやら「ギリギリまで客席を開けず、入ったらすぐ試合開始!」という運営スタイルのようでした。
結果的に日曜日ということもあったのか、多くのお客さんが来てくれました。

さらに、この日特にうれしかったのは「GO SUNROCKERS!」のコール。 サンロッカーズファミリーの声に現地のアリーナMCや演出チームが反応してくれて、気づけば会場全体が「GO SUNROCKERS!」に。あの瞬間の一体感は本当に特別で、そこからのチームの挽回はまさに後押しがあったからこそでした。

試合内容はぜひ「ゲームレポート」でご覧いただければと思いますが、会場の熱気と選手の気迫がかみ合い、収穫の多い一戦になったことは間違いありません。
試合後は、選手・チームスタッフ・フロントスタッフ全員で食事会。
1週間近く濃い時間を一緒に過ごしてきたことで、お互いの距離もぐっと縮まりました。笑顔が絶えない時間になり、試合後の緊張感もほぐれていいリフレッシュに。

チームとしての一体感を強く感じられる、締めくくりにふさわしい最後の夜となりました。
DAY 8/2025.9.15
Perth Report DAY 8
2025.9.15
チームは9月16日の朝に成田空港へ到着し、無事にパース遠征を終了しました。
少し遅れましたが、最後の日の様子をお届けします。
最終日の朝は2日ぶりの青空。 前日までしとしと雨が続いていたので、この日はまるで遠征を締めくくるのを待っていたかのような、清々しい天気でスタートしました。
午前中は、パース日本人学校を訪問。
選手たちは前日の試合の疲れをまったく見せず、爽やかな表情で登場しました。
控え室となっていた家庭科室には「ようこそ!」と手書きのウェルカムメッセージがあり、あたたかい歓迎に選手も思わず笑顔に。
グラウンドに出ると、子どもたちから大歓声! キャプテン・ベンドラメ選手の挨拶のあと、全員でハドルを組んで、いよいよバスケットボール教室がスタートしました。
今回の教室には、日本人学校の生徒に加えて、隣のパブリックスクールの子どもたちも参加予定でしたが、日本語での進行に気を遣ったのか「見学だけにします」と一度はコートの外に出てしまう場面が。 そのとき、すかさずマーフィージュニア選手が「なんで?一緒にやろうよ!言葉なんて関係ないよ!」と笑顔で呼びかけ、ドンテ選手も「俺も日本語わかんないよ(笑)」と冗談を交えて場を和ませました。
そこにハーパージュニア選手が通訳として自然に入ってくれて、子どもたちも安心してコートに戻ることができました。チーム全員で作り出した素敵な瞬間でした。
バスケットボール教室を仕切ったのは、最年長の山内選手。 事前にしっかりとメニューを考えてくれていて、鬼ごっこやじゃんけんを取り入れながら、未経験の子どもたちも笑顔で夢中になれる工夫が満載。場を回す力はさすがベテラン、とスタッフも感心していました。
終盤には子どもたちから質問やお礼の言葉も。
「どうやったら大きくなれますか?」「モチベーションが下がった時はどういう風に自分を高めていますか?」「文武両道をどうやって実現したらいいですか?」など多くの質問が飛び交いました。
その中で、ひとりの子が「私は将来プロバスケットボール選手になりたいと思っています。試合を観て、そして今日一緒にバスケができて本当に嬉しいです」と話してくれ、選手たちも胸を打たれていました。ハーパージュニア選手の「逆に自分たちが元気をもらいました!」という言葉が、まさにこの時間を象徴していました。
パース日本人学校の皆さま、本当にありがとうございました!
午後からはフリータイム。
スタッフ数名でコアラに会いに「CAVERSHAM WILDLIFE PARK」へ行ったところ、偶然同じ場所に来ていた選手たちとばったり遭遇。
コアラと一緒に、オーストラリア遠征ならではのオフショットが生まれました。
こうしてパースでの全日程を終え、チームは帰国の途につきました。
約1週間にわたる試合や練習、学校訪問やチームでの時間は、どれもが濃くてかけがえのない経験となりました。日本に戻ってからは、この遠征で得たものをしっかりシーズンにつなげていきます。
今週末は群馬クレインサンダーズとのプレシーズンゲーム、そして10月4日(土)には青山学院記念館での開幕戦が控えています。 残り約2週間、さらにいい準備を積み重ねてシーズンを迎えます。
パースワイルドキャッツの皆様、現地でサポートいただいた皆様、パートナーの皆様、そして日本から遠く離れたパースまで駆けつけ、直接声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。異国の地で皆さんの姿を見つけられたことは、チームにとって大きな力になりました。 もちろん、映像を通して応援してくださった皆様も同じく、力強い後押しになりました。
そして1週間、パースレポートを読んでくださった皆様にも心から感謝します。
開幕戦でお会いしましょう!
- パース遠征 パートナー

三菱UFJ銀行
金森藤平商事株式会社

