2024-25シーズン、サンロッカーズ渋谷にとって最終戦となったこの試合、1Q互いに固いディフェンスでロースコアな立ち上がり。
だが2Q終盤A東京に連続で3Pなどの得点を許してしまい、前半を10点ビハインドで終える。
3Qはベンドラ礼生選手、アンソニー・クレモンズ選手、小島選手の3Pが全4本成功するなどあるも、互いに点を取り合う展開となり16点ビハインドで最終4Qへ。
4Qも最後まであきらめずに食らいつくも開いた点差を詰められず敗退となりました。
今シーズン4試合の東京ダービーは2勝2敗のドローとなり、初の勝ち越しは叶いませんでした。
カイル・ベイリーHC 試合後コメント
カイル・ベイリー
今日の試合では、選手たちがファイトする姿勢を見せてくれたのは素晴らしかった。
昨日の試合と同様に、2Q終盤でミスが出てしまい、特に3Pを許してしまったのは痛かった。
後半はプレーをつくることができ、前半よりシュートも決まったが、カムバックするには点差が開きすぎていた。
昨日から今日にかけての対策として、「シューターを絶対にフリーにさせないこと」を強調していた。
その中でも、バランスよく攻めてきたアルバルクさんは素晴らしかったと思う。
ベンチメンバーのエナジーも素晴らしかった。3Pを決める場面もあり良かったが、その後にすぐ決め返されてしまったのがもったいなかった。
それでも、ベンチメンバーがしっかり準備し、パフォーマンスを見せてくれたのは嬉しかった。
今シーズン最後のホームゲームで勝利を届けられなかったのは非常に残念。
ただ、10か月間にわたってプロとして戦い抜いてくれた選手たちには、本当に感謝している。
今シーズンが終わったばかりで、まだいろいろな感情や思いがあり、すべてを振り返るのは難しい。
就任時のシチュエーションとしては難しく、コンタクトを伴う練習は1回しかできなかった。
コーチは試合だけでなく、練習からのマネジメントも大切だが、やれることには限りがあった。
3週間・8試合で全てを変えるのは難しかったが、少しでも違いを見せられたのであれば嬉しい。
そんな状況でも、スタッフがしっかりと支えてくれたことに感謝したい。そして、選手たちのことも誇りに思っている。
ジョシュ・ホーキンソン選手 試合後コメント
ジョシュ・ホーキンソン
今日の試合は、昨日と似た展開だった。
昨日の試合で敗れていたので、エナジーを持って臨んだが、カムバックするのは難しい展開になってしまった。
アルバルクはチャンピオンシップ進出が決まっていて、我々にはその可能性がなかったという状況の違いもあり、タフな週末だった。
-終盤、ハドルを組んだシーンについて
チームとしてひとつになることの大切さを示したくて声をかけた。
村越選手など、なかなかプレー機会に恵まれなかった選手の背中を押したいという気持ちもあった。
負けている展開で、状況としては難しかったが、それでも意味があると思ってやった。
サンロッカーズに加入して2シーズンが経ち、勝つことの難しさを改めて感じている。
どんな状況でも、目の前の1試合1試合にフォーカスすることが大切だと思っている。
今日はレギュラーシーズン最終戦。今後、まったく同じメンバーで戦うことはきっとない。
もしかしたら、もう二度と一緒にプレーできない選手もいるかもしれない。
その中で勝利を届けられなかったのは本当に残念だった。
サンロッカーズには良いプレーヤーが揃っているし、良いチームだと思う。
でも、プロである以上、結果として「勝つこと」が求められる。
チャンピオンシップ出場を果たせなかったのは、非常に悔しい。
オフはできるだけゆっくり休んで、姪っ子にも会いに行きたい。
ベンドラメ礼生選手 試合後コメント
ベンドラメ 礼生
シーズン最終戦は、勝って終わりたかったが、勝てずに残念だった。
その中でも、プレーできる選手全員が試合に出場できたのはよかったと思う。
最終節は、「すべてを出し切る」というよりも、「消極的にはなりたくない」という気持ちの方が強かった。
自分のリズムを見つけて、積極的にプレーしようという思いで試合に臨んだ。
多少無理なシュートや、ギャンブル気味な飛び込みもあったかもしれないが、その気持ちでプレーしていた。
「東京ダービー」は、ひとつのイベントとして選手たちも意識しているし、ファンの皆さんにも楽しんでいただけていると思う。
赤と黄色に染まった会場の雰囲気もすごく良くて、東京のチームがバスケ界を代表して盛り上げられるのは、とても良いことだと思う。
今後も「東京ダービー」が、Bリーグの中で特別な空間として育ってほしい。
-3年連続60試合出場・2年連続60試合スタメン出場について
「鉄人」と言ってもらえるのは光栄。
シーズンを振り返ると、年々Bリーグ全体のレベルが上がっていると感じており、簡単な試合がなくなってきている。
優勝する難しさ、1シーズンを戦い抜く難しさを改めて痛感した1年だった。
今シーズンは(30勝30敗で)、2連勝することの難しさも実感した。
初戦を取っても、2戦目で足が止まり、相手の勢いを受けてしまうことがあった。
そんな難しい状況の中でも、ベンチメンバーを含め、チーム全員が精一杯動いてくれた。出し切った結果だと思っている。
オフには少し休むが、すぐにまたバスケがしたくなると思う。
しっかり休んだあとは、基礎から自分を追い込んでいきたい。
また、(地元の)福岡でもバスケやそれ以外のコンテンツを通じて、子どもたちと触れ合っていけたら嬉しい。